『鏑木清方展』
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何年かぶりに母と二人でお出かけ
京都近代美術館
『鏑木清方展』へ
美人画を好んだ祖母が
上村松園
伊東深水
鏑木清方
御三方の画集を集めていたので
幼い頃それを眺めてはいましたが
清方の実際の作品を拝見するのは
これがはじめて
ただ美しい美人画ではなく、
明治、大正の市井の風俗事情がよくわかる
見ていて興味深い絵画の数々
長屋であっても
表はいつも綺麗に履き清められていて、
そこに洗い干されている鍋類は丁寧に磨かれ
きちんと並べられていた…
清方本人がそう語るように
少し前までの日本は皆が慎ましいながらも
季節のうつろいを上手にとらえ
時分時分のことを楽しみながら
丁寧に美しく暮らしていたのだなぁと
現代とは異なる
情緒ある暮らしの様子に感じ入りました。
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